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OLD JOE BRAND

フラッグシップストアという新たな空間が誕生して1年が経ち、 OLD JOEのブランド性はますます研ぎ澄まされ、 新しい方向性が垣間見えます。


熟成されているプロダクト

OLD JOEが創り出すものとPHAETONの店頭に並ぶもの、 そこに共通するものは何か。

 
「同じように見える服でも、成り立ちは全く異なります。 目に留まるのは、作る人や素材、携わった人、工程、 時代背景など、ストーリーが見えるもの。 熟成されているものとは、そういうことです。」 — Y.Takagi
 

作られた場所

作った職人

携わった人々

使用された素材

なぜそのプロダクトが発生したのか

時代背景

 

これらの要素が、アイテムにストーリーを与えます。 この「ストーリー」が、 「熟成されているプロダクト」の鍵であり、 OLD JOEのアイテムに与える インスピレーションなのです。


OLD JOE × PHAETON

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服を手に取るとき、 そこで感じるストーリーは人それぞれです。 PHAETONがOLD JOEに別注を依頼するとき、 目線の違いが新たな価値観や ディティールを生み出すことがあります。

OLD JOEのインラインでは発生しない要素が、 PHAETONという別の切り口で発生したとき、 EXCLUSIVEアイテムとして世に出てきます。 その別注アイテムが、普通のコラボ商品などと 一風違って見えるのは、そこに信頼関係と、 熟成されているプロダクトへの理解が存在します。

産地が違えばできるワインも違うように、 携わる人や環境によって 熟成のされ方が違うところが プロダクトの面白さであり、 独自性のある付加価値をもたらしています。


新たな独自性

近年のOLD JOEのアイテムは以前のような 《エイジングやディティールの再現/時代の絵柄を反映したデザイン》 から、シュリンクナイロンのアイテムのような 《非常にシンプルでありながら強い独自性を持ったアイテム》 へと変貌を遂げています。

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創造性をもたらすもの

1年ほど前にあった この方向性に進むきっかけとは。

 
「服を作っていくうちに、多くの経験を積み、 様々な工場や人との出会いがあり、 どんなものでも作っていけると思える 環境が整いました。 すると、今度は自然と素材の良さを見せたり、 もっと自由で独創的なデザインを しようと考えるようになりました。」 — Y.Takagi
 

見せたいものを見せる ものづくりがスタートしたとき、 店に商品が並んだ時のことを より意識するようになり、 目線は空間へとシフトしていきます。


空 間

 

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フラッグシップストアが誕生したことにより、 空間作りにも及ぶブランディング。 OLD JOEの服が並ぶ空間に必要なものとは。

どこにでも置いてある商品があったとします。 その商品は、置いてあるショップや場所によって、 感動を与えることもあれば、全く目に留まらず 死んでしまうこともあるでしょう。 つまり、見せ方が誤っていれば、 「見せたいものが見えなくなってしまう」ということです。

限られた情報のみを凝縮して詰め込むことで、 「見せたいものを見せられる空間」 を作り上げていく。空間もまた、 「熟成された空間」となり得ます。

 
「自転車もナイフも傘も、物の違いはあるけれど、 つくるベクトルは同じ。 《もの》と《もの》で会話するような 空間作りをしています。 そのために関わったブランドの方々とは、 お互いに刺激になっているし、 やった甲斐があったと感じています。」 — Y.Takagi
 

そこに、服をより良く見せられる ものが必要だったからこそ、 熟成されているプロダクトとして、 ASCARIの自転車や、POGLIAのナイフ、 LOCKWOODの傘などが 自然に集まっていったのです。


共通の意識と目線を持ったアルチザン

2016年1月3日に販売を控えている、 OLD JOE発信による ASCARI BICYCLEとMAX POGLIAのアイテム。

両者もまた、 「過去のプロダクトにインスピレーションを受けながらも、 不要なものはそぎ落とし、新たな独自性を確立している」 と言えます。

OLD JOEフラッグシップストアと PHAETONに並ぶこの2ブランドは、 今後の空間作りに不可欠なものでした。

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そして、NUTS ART WORKSのサインを抜きにして OLD JOEとPHAETONの関係性を語ることはできません。 時代の色を描き分け、独自のアートワークに昇華させた NUTS氏にしか作れない存在感は、 まさにブランドを背負う「看板」となって 時代や流行に左右されない新たな景色を映し出しています。

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NUTS ART WORKS
1996年にサインペインターとしての活動をスタートし、 数多くのショップサインや、ブランドのグラフィックを手掛ける。2014年、独自の世界観で作品を作り続けてきた活動の約17年間の中から店舗数45店以上、作品数250点以上をまとめたアーカイブブック「SIGN PAINTERS AND TRAVELERS HAVE LEAVE TO LIE 」が完成。
 
   

FUTURE DIRECTION

 

誰かがやったものを 売れるからといって追いかけたりはしない。

 

ものが良くて、まだ誰も知らないものを OLD JOEは発信する。

 

シンプルであっても ゆるぎないものを持つ商品を作り、 作っている人、素材、工程、全ての景色が見えるような プロダクトを作り続けていく。

       
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OLD JOE / Designer
髙木雄介

YUSUKE TAKAGI The deep creases Every product that we make always has its own hidden story and background. This adds greater meaning, depth and value to each item. We think that it is very important for every element to have meaning – the material, the pattern, the planning, the colouring. We believe that by combining these elements we can provide our customers with products that have a greater value.


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