Interview
Nigel Cabourn

2017. 11/26
You're Coordinated!
by Nigel Cabourn

at PHAETON


 

2017年11月26日、
ナイジェルケーボン氏の来店イベントを
PHAETONにて開催しました。
 

当日は通常営業の中、
ナイジェル氏(デザイナー本人)が
お客様一人一人に
特別なコーディネートを
してくださいました。

 

 

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この滅多にない
非常に貴重で濃密な時間の中で、


普段は聞くことのできない
ナイジェル・ケーボンの核心に迫る質問を
ナイジェル氏ご本人に
お答えしていただきました。

 

ぜひ、お楽しみください。


「手に取ればわかる」品質

 

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PHAETON
この度は遠方より、PHAETONへ足を運んでいただきありがとうございます。本日は類稀な濃密なプロダクトを誇るナイジェル・ケーボンについて、もっと深く知るための機会をいただきました。よろしくお願いいたします。


1つ目の質問です。
 
手に取った人なら一瞬でわかるNigel Cabourn製品の作りの良さ。それぞれの服の誕生した理由や本質がぎっしりと詰め込まれています。

時代に左右されない徹底的なこだわりは、どこから生まれるのでしょうか。
teteria Nigel Cabourn
まず品質というものに関しては、最も良い素材を使うことです。それ故にナイジェル・ケーボンのブランドは他のブランドに追随を許さないのです。

それは英国産であり、ハリスツイードであり、スコットランド産であり、リーズが作った私が今日着ている人の手を感じるヨークショアーウールの高品質なブランケットでもあるのです。

ですので、この拘りは何にも増して優れた素材、世界で一番、最も良い素材、最も良いボタンであるのです。ナイジェル・ケーボンの製品で安いボタンを見かけることはありませんし、本物の牛角のボタンであったりするのです。ジッパーに関してもそうです。世界で一番良いスイス製の物を使用しています。拘りは「全てに拘る」ということなのです。

 

 


ファブリックの開発秘話

 

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PHAETON
Nigel Cabournの歴史において重要な意味を持つと思われますが、 HALFTEXの開発秘話などあればぜひ教えてください。
teteria Nigel Cabourn
ハーフテックスは元々の発想として、100年前のトレンチコートを復活させたいという点から始まりました。しかし当時の綿素材のものは、驚くほど重く、現実的ではありませんでした。

そこで2年以上の歳月をかけて開発に取り組んだのがハーフテックスです。日本で一番とも言える素材メーカーさんと、幾度にも渡る検証を重ね、時には素材が溶けて無くなってしまったり、機械が壊れてしまったり、思った色が出なかったりと大変な苦労をしましたが、今満を持して「至極の素材が出来た」と言えます。

この軽さは本当に驚きますし、高い撥水性はアウター、トップス、ボトムス、鞄、靴に及ぶまで大変なパフォーマンスを発揮してくれるでしょう。是非とも皆さんにお試しいただきたい素材です。

 

 


ヴィンテージコレクション

 

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PHAETON
有名なNigel氏の膨大なヴィンテージコレクションですが、これだけの数を見た Nigel氏にしかわからない発見というのはあるのでしょうか?
teteria Nigel Cabourn
私がヴィンテージを選ぶこと。

基本としては英国の物を好んでいます。英国陸軍、英国海軍、そしてビルマで活躍したようなジャングルで着られていたのものでもあります。ですので、まずは英国のものを探します。私が一番好きなものでもありますし、英国物を一番に考えています。何故ならナイジェル・ケーボンは英国軍のヴィンテージから生まれたからです。

英国には所謂スタンダードなものが多く、米国軍ものよりも出回っている数が少ないことも事実です。それ故、米国軍のものを見過ごすことも出来ませんし、英国と米国のものを併せて考えます。結果としては、英国と米国のものの購入が一番多く、次いでドイツ軍ですかね。

基本として大切なのは英国と米国ですが・・・もちろん、良いものであればカナダ軍も買います。カナダ軍は面白いですし、AW18シーズンに着目するオーストラリア、そしてニュージーランドもです。オーストラリアとニュージーランドのものもよいですよ。基本としては英国に関係のある所や植民地ですかね。これが私のヴィンテージの買い方ですかね。

 

 


プロダクト愛

 

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PHAETON
Nigel Cabournのラインナップはもちろんのことですが、ライブロやフィルソンなどでも見る、 Nigelプロダクトには愛を感じます。その情熱はどこから来るのでしょうか。
teteria Nigel Cabourn
この情熱は、「若くあること」から来ています。

私は学生であった1960年代後半、そしてその在学中である1970年に自分のビジネスを始めました。ですので、50年間に渡って同じ仕事をしていることは明確だと思います。他の仕事はしたことがありません。

67年に大学に入り、70年に立ち上げたのです。同じことを一生続けるということには情熱が必要ですし、どんどん良くなっていかなければならないのです。

そうすると、エキスパートになることが出来ます。これが情熱の来る所以であり、またやってきたこと、一生やりたいこと、運命、そしてぺインターのようにアーティストになることです。

 

 


日本でのプロダクト

 

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PHAETON
メインラインで活かされている日本の生産技術。スニーカーなどは完全オリジナルになりましたが、 日本生産で気に入っているところありますか? 
teteria Nigel Cabourn
メインラインは今迄の中で一番良い状態にあるといえます。メインラインのデザイナーである都築とは親交が深く、彼は英語が話すことが出来ませんが、お互いをとても深く理解しています。

彼は10年以上に渡り私のフィロソフィーと仕事の仕方を理解してくれています。それ故に彼はメインラインで素晴らしい仕事をしてくれているのだと考えますし、結果とても強いメインラインというものが作られているのです。

メインラインはオーセンティックラインがそうであったように、10年以上の歳月をかけて構築されました。そして都築に出会えたことも幸運でした。私は今、2人のナイジェル・ケーボンがいると考えています。英国人のナイジェル・ケーボンと、日本人のナイジェル・ケーボンです。

 

 


Nigel氏から日本のファンへ一言

 

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PHAETON
instagramを始め、Nigel氏のキャラクターとスタイルを見て虜になった人も多く、 ご本人が着用されているものは特に人気が高いです。 日本のファンへ向けてメッセージをお願い致します。
teteria Nigel Cabourn
まず申し上げたいのは、応援してくださっている皆様、2年前に1万人程のフォロワーで始め、今や10万人近くのフォローをいただいているインスタグラムのフォロワーさん、本当にありがとうございます。

この点に関して、韓国や日本のお客様には本当に助けていただいています。本当にありがとうございます。素晴らしいです。日本の皆さまは本当にナイジェル・ケーボンの製品を愛して下さっていますし、日本では何処に行っても「商品大好きですよ」とか、「素晴らしい品質ですね」と声をかけていただいたり、握手をして下さったりします。

この歳になって認識していただけていることは本当に素晴らしいことだと思います。実際には過去45年に渡って良いものを作り続け、その成果が今実ったという感じでしょうか。一生をかけて成し遂げたことの一つです。

 

 


ファッションシーンについて

 

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PHAETON
Nigel氏から見て世界と日本のファッションシーンについて何か違いを感じるところはありますか?
teteria Nigel Cabourn
大きな違いを感じます。

日本には年に4~5回来ていますので、日本のマーケットのことはよく理解しています。日本の皆様は基本的に私の商品のようなものがお好きで、驚くほどスタイリッシュでカッコ良く、どのようにミックスして着るかを本当に良く知っています。

これは世界中の何処にも無いことです。特に若い方に関しては、世界で一番「ミックスして着る感覚」が良いですから、興味深いですし、カッコ良いと思います。この感覚はヨーロッパには無いですね。
PHAETON
非常に興味深いお話でした。

聞いたことのない貴重なお話もたくさんあり、Nigel Cabournについてより深く知ることができました。このインタビューをきっかけに、より一層魅力が伝わります。
 
ありがとうございました!
 
 
 
 

 

 

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