Category: PHAETON LABO (page 1 of 6)

Phats Square OPEN|2018 01 20

 

 

 

 

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BILLBOARD

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WRYHT

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New Balance

NB

New Balance

ニューバランス (英: New Balance) はアメリカのマサチューセッツ州ボストン市に本社を置くスポーツシューズメーカーである。 略称はNB。

 

1906年、当時33歳のイギリス移民のウィリアム・J・ライリーは、世界初のアーチサポートインソールの製造メーカーとしてNew Balanceを設立。その後、インソールの技術を基に矯正靴の製造を始めた。1930年代にはカスタムメイドのランニングシューズの製造を開始し、1960年には、ウィズ(足囲)でもサイズ選択が可能な「ウィズサイジング」を世界で初めて採用したシューズを発売。以降ニューバランスシューズのサイズ選択の基本となっている。1972年にジェームス・S・デービスが買収し、現在のニューバランス社の体制を築いた。

 

Nの文字をあしらったデザインが特徴的であり、その履き心地は、ラルフ・ローレンが「雲の上を歩いているようだ」と絶賛したことでも有名である。

 


HISTORY

1906年、ボストンでアーチサポートインソールや
偏平足などを治す矯正靴の製造メーカーとして誕生。
社名の由来は、

 

 

履いた人に“新しい(new)バランス(balance)”感覚をもたらすこと

 

 

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足についての医療分野の専門知識や運動生理学に加えて、靴に対しての人間工学を熟知して初めて可能となる矯正靴。この蓄積されたノウハウを活かし、60年代にはカスタムメイドのランニングシューズの製造を開始。1972年には6名の従業員と日産36足の生産規模であったニューバランス社をジェームス・S・デービス(現New Balance Athletics Inc.取締役会長)が買取り、自ら理想のシューズを実現するために研究に参加し、革新的なシューズコンセプト「インステップレーシング」を確立させる。

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70年代後半には「インステップレーシング」を具現化したシューズを発表し、ランナーから絶大な支持を得る。これ以降、伝統的な技術を活かしなが、常に最新のテクノロジーを貪欲に取り込み、更なる進化を求めてシューズ開発を行っている。単なる機能性だけでなく、根本にある「理想を実現する」というポリシーからシューズを生み出す姿勢は、この先もきっと我々の期待を裏切らないことだろう。

 



Essence and tradition

 

ニューバランスは靴職人のこだわりと誇りを常に意識している。その実力は今となっては有名な話だが、イギリス・アメリカの靴職人のクラフトマンシップとチーム力に支えられている。設立当初から今も変わらず、腕の良い靴職人がシューズを手縫いで作り上げる。同業他社が国外でシューズを製造する中、ニューバランスは自ら作るこだわりを捨てず、現在アメリカで唯一のスポーツシューズを自社製造する会社となる。

 

ニューバランスの本拠地であるアメリカ工場は、ボストンの北部、ローレンスにある。MADE IN U.S.A.を掲げる990シリーズはこのローレンス工場から生み出されている。226名の職人が在籍し、一部のデジタル化された部分を除き、裁断/縫製/ソール圧着/検品に至るまで、全て人の手で今も変わらず製造している。

 

 


M990

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1000点満点中990点

On a scale of 1000 this shoe is a 990.”「1000点満点中990点に到達した」という性能の高さをアピールする広告や、当時では高額な価格設定が話題となり、1982年に堂々のデビューを飾る。技術に裏打ちされたシューズは、その高額さに見合うハイレベルのクッション性と安定性を誇っていた。

 

 

990v1

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オーソドックスなデザイン。ミッドソールは素材の異なる2層構造。M.C.D(モーション.コントロール.デバイス|踵部安定板)/Vibram(ビブラム社)製アウトソール/WOLVERINE(ウルヴァリン社)製ピッグスキンスウェードという当時でもダントツの充実仕様。Nマークは通称「デカN」。縁取り加工がないスムースレザー仕上げ。縁取りがない為、Nが太く見える分他のモデルに比べると野暮ったい印象。この頃のスニーカーにしては珍しくミッドソールが厚めの設計。アウトソールのラバーが分厚く耐久性は申し分なし。縁がせり上がった深さのあるカップインソールを採用している為、踵から土踏まずにかけてのフィット感が抜群。

 

990v2

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2世代目の990v2はミッドソールにENCAPと、M998以降に採用された高機能クッショニング素材「ABZORB(アブゾーブ)」を搭載。マークは「チビN」となり、リフレクター仕様へ。特徴的なミッドソールのデザインが目を惹く。アウトソールは踵部に耐摩耗性に優れた「Ndurance(Nデュランス)」。90年代のハイテクスニーカー全盛期の影響のあるデザインになっているが、あくまで機能性重視で控えめにしているところがニューバランスらしい。

 

 

 

990v3

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1982年に初代M990が発売されてから数えて11代目となるモデルがMR993の後継となる「3代目」M990。アメリカ本国生産によるクラフトマンシップ・最新技術の粋を集め、ランニングシューズとしての高い要求に答えるパフォーマンスを実現。アップグレードされたクッション性・安定性・軽量性。モダンで機能性に長け、ファッションシーンともリンクした人気のモデルであり、新しいニューバランスの位置づけを獲得したと言えるモデル。

 

990v4

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そして今、目の前にある最新モデル990v4。
 

普遍的な人気を誇る990。常に前のモデルを超え進化させることは容易ではない。様々な分野で人気を博した990v3。この990v4においては990が持つオーセンティック部分を保ちながら、更なるパフォーマンスとファッション性の高いデザインに。プレミア感のあるMADE IN U.S.A.の「990v4」は、ノウハウが凝縮されたサポート性と安定性、最高峰のクッション性を誇るENCAPミッドソールを採用。フルマラソンに耐えうる機能性と高い通気性、360度再帰反射するエッジの効いた反射素材を採用したNマーク/爪先/踵など、ファッションにも広く対応できるような仕上がりとなっている。

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搭載機能 ・ABZORB
・ENCAP
・N durance
・ACTEVA LITE
アッパー素材 スエード/メッシュ
ソール素材 ブローンラバー/N durance
生産国 Made in USA

 


M998

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1000点満点中990点とニューバランス自らが広告をうったことで話題になった「M990」の後継として、1993年にデビューした「998」。ABZORBを初めて搭載し、衝撃吸収性能を更なる高みに到達させた傑作。先進テクノロジーと伝統デザインの融合を印象づけたヘリテイジモデルのUSA製復刻モデル。

NB998

オリジナルモデルを忠実に復刻。1993年に発売され「衝撃吸収、反発弾性」に特化した機能素材「ABZORB(アブゾーブ)」を「ソールユニット」に初めて搭載したイノベーションモデル。アッパー素材にヴルヴァリン社製「ピッグスエード」素材を採用。抜群の機能性とニューバランスらしいカラーリング。1982年より培ってきた99Xシリーズの普遍的デザインと性能、90年代のスニーカー黄金期の良さを兼ね備えたニューバランス史に残る一足。

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搭載機能 ・ABZORB
・ENCAP
・C-CAP
アッパー素材 スエード/メッシュ
ソール素材 ブローンラバー
生産国 Made in USA

 

 


 

M1500

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UKでしか作れない「M1500」

名作「M1500」をMade in U.K.の卓越したクラフトマンシップにより復刻。スニーカーフリークの間では定番スニーカーとして高い人気を誇り、その上品なルックスはブランドのなかでもラグジュアリーラインとして位置づけされる。英国フリンビー工場の “革靴作りに卓越した熟練職人” でなければ生産できない英国生産しか存在しないモデル。

 

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イングランド北西部のフリンビー工場。かつてはノーザンプトンに並ぶ革靴の聖地であり、クラークスの生産地としても有名な場所。ここには経歴20年以上の革の裁断職人が在籍し、全て状態の異なる革の性質を見極め、各パーツごとに裁断。USモデルではアジア産の革が多いが、UKモデルでは、ドイツ/フランス/イタリアなどの欧州から厳選した革を調達し「M1500」に使用している。

NB1500

1989年に誕生したこのモデルは、その4年前に登場した「M1300」の後継モデルとされ、エンキャップをミッドソールに継承採用。クッション製や衝撃吸収性に優れたポリウレタンの足型がクッション性に優れたEVA素材を踵や靴全体の内側に包んだ薄い板状のもの。それを立体的に進化させ、硬度と弾力性を兼ね備えたTPU素材のヒールスタビライザーを内蔵した一体成型を初採用している。この最高の履き心地は誰もがため息をつく仕上がり。

元アメリカ大統領、ビル・クリントンがこれを履き、大統領選に見事勝利を収めたことでも有名な一足。

 

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搭載機能 ・ENCAP
アッパー素材 レザー/メッシュ
ソール素材 ソリッドラバー
生産国 Made in UK

 

 


SOLE


ソールシステムの違い

『ニューバランス』のスニーカーは、900番台の進化を皮切りに、さまざまな機能が発展。独自のテクノロジーの中から、特徴的なソールシステムを開発。モデルにより、複数のソールシステムがミックスされている場合もある。

 


C-CAP|C-キャップ

 

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670で初めて搭載されたEVA素材のみで作られたミッドソール。EVA素材を圧縮成型しクッション性能の持続力を大幅に向上。軽量化を実現したライトウェイトタイプもシューズに応じて使用。 1985年、日本のライセンスを務めていた月星化成(ムーンスター)の主導で作られた。軽くクッション性に優れるだけでなく、加水分解しにくいというメリットがある。

 


ENCAP|エンキャップ

 

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衝撃吸収性に優れたソフトなクッションであるEVA素材を耐久性のあるPU(ポリウレタン)外殻の中に封入した構造。ハイレベルの安定性とクッション性を実現したミッドソールテクノロジー。ラルフ・ローレンが1300の履き心地を「雲の上を歩いているかのよう」と表現したと言われることでも有名。

 


ABZORB|アブゾーブ

 

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ニューバランスの誇る最高級のクッショニングフォ−ム素材であり、優れたクッション性と安定したフォーム状態を持つハイテク素材である。均一な発砲状態により安定した状態を保つことで優れた耐久性を誇る。ニューバランス独自の配合を施したフォーム素材は、最良のクッション性を実現する。

▽ムービー字幕日本語訳|着地した際に足が受ける衝撃を吸収。同時にそのエネルギーを、足が地面を蹴り上げる際の反発弾性に促してくれるクッショニング素材。走行安定性を高める役割も備えており、1993年に登場した998で初めて採用された。

 

 


生産国の違い

本国アメリカをはじめ、イギリスやアジア各国の工場で生産されている『ニューバランス』。特に伝統的なクラフトマンシップが注がれているアメリカモデルとUKモデルの特徴とは? 

 

USAモデル

自社製造にこだわるニューバランスが、本国アメリカで製造する。全てがアメリカ工場の職人の手で作られ、伝統的な長年の経験で培われた技術と最先端技術が結集されている。UKフリンビー工場と共に、高品質生産のできる工場である。

 

ENGLANDモデル

イギリスのフリンビー工場は、革靴の生産地ということもあり、経歴20年以上の熟練革靴職人もふくめた職人集団で形成される。そのため、1500を始めレザーモデルが多いのが特徴。革の調達から全て独自に行う。生産地の特徴もあり、USAモデルに比べるとシャープなフォルムが多いと言われる。

 

 


リペアサービス

 

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ニューバランスジャパンの公式リペアサービスがあります。
お客様センターに電話すると、リペアサービスの部署に取り次いでくれ、靴の状態、型式などを伝えると申込書を送ってくれます。その封書の中にある「シューズリペアサービスご利用申込」に記入し、スニーカーを梱包、発送します。

 

1)申込書を取り寄せ
2)用紙に記入し、スニーカーを梱包、発送
3)リペアサービスセンターに到着後、修理開始(ソール交換は約1.5ヶ月かかる)
4)修理完了後、代引きでスニーカーが自宅に郵送される
 

ニューバランス直営店(東京・大阪)に直接持ち込みもできるようです。

 

 

JACK WALKER

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JACK WALKER 

The jack walker who is also a collector of the Navajo jewelry of a vintage. All the jewelries of the jack walker who grasps the traditional detail are made by the handmaid, and delicacy and dignity appear in violence. Although it is a jack walker who continues artist activity without a public flow etc. caring about Idaho in the United States at a base, since the boutique where NY was selected carefully is circulated mainly, by NY, it is established also as a luxury brand. 

 

 

ラルフローレンも認めるレザーアーティストであり、ヴィンテージのナバホジュエリーのコレクターでもあるジャックウォーカー。

 

様々な種類のデザイン、ディテールを熟知しているジャックウォーカーのジュエリーは全てハンドメイドで制作されており、荒々しさの中に繊細さや気品さを感じとる事ができる。アメリカのアイダホ州を拠点にアーティスト活動を続けており、NYの厳選されたブティックにも流通している為、NYではラグジュアリーなブランドとしても確立されている。

 

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アメリカンインディアンのナバホ族の伝統に基づいた技術とエレメントを用いた銀細工はひとつひとつ魂を込めて手で打ち込まれ、使い込んだかのような革のエイジングと相まって神秘的なジュエリーとして仕上がっている。スタンププレートの裏面に彫られているマークはジャックウォーカーのWと彼のトレードマークでもある月と太陽を表す。 

 

 

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OLD JOE × JACK WALKER

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数十年と使い込まれてきたかのようなリアルなシルバーの燻し感。エイジングブラウンレザーの風合い。 ジャックウォーカーのスピリットが、そこに注ぎ込まれている。 神秘であり、野趣を残したトラディショナルアーツ。そして、神秘的な生産数。極めて貴重なコラボレーション。 

 

 

 

 

 

▶︎ OLD JOE × JACK WALKER 

 

 

 

OLD JOE

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OLD JOE


Every garment at OLD JOE BRAND is handcrafted in Japan – Our designs are recreated from the timeless heritage products, giving pieces a contemporary, modern twist. Our own dyeing techniques are developed from traditional Japanese methods, which provides each garment with depth. Our fabrics have excellent durability for lifelong use. We hope you will cherish our products and incorporate our designs into your everyday wardrobe.


オールドジョーのプロダクトは、様々な年代や国籍のヘリテージデザインからのインスピレーションによって産まれます。それはアーリーセンチュリーのプリミティブなものから、ミッドセンチュリーのモダンデザインまで。年月が経つに連れ、より美しく成熟していくタイムレスなプロダクトが私たちの提案するスタイルです。

 

 

 

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インスピレーション

OLD JOEのプロダクトのきっかけとなるインスピレーション。そこには「熟成されているプロダクト」というキーワードがあります。作られた場所、作った職人、携わった人々、使用された素材、なぜそのプロダクトが発生したのか、時代背景・・・これらの要素が、プロダクトにストーリーを与えます。これが「熟成されているプロダクト」であり、インスピレーションという言葉を掘り下げた結果です。

 

「同じように見える服でも、成り立ちは全く異なります。 目に留まるのは、作る人や素材、携わった人、工程、 時代背景など、ストーリーが見えるもの。 熟成されているものとは、そういうことです。」 — Y.Takagi / 2015.12

 

 

 

 

ファブリック

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数々のオールドジョーの特徴的なオリジナルファブリックは、発明とも呼べるものです。特に、長年の取り組みから完成したオリジナルシルクコットンシリーズは、生地表面にできるネップと粗野感が特徴的なヤレた表情が、ラグジュアリー&ヘリテージ双方の雰囲気を持っている至極のプロダクトです。シーズンを通して、様々なプロダクトに使用されています。

 

シルクネップ

ガーメントで染色された独特のムラ感のあるカラーリングは、とても深みがあります。身幅、袖共にたっぷりとゆとりを持たせたシルエットも野暮ったく、どこか懐かしい。パイル面を表にして着る事も可能です。

 

 

 

デニム

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「O,J STANDARD DENIM」オールドジョーのオリジナルレシピとなります。 糸からの制作となり、デニムの産地井原にて経糸にムラ、ネップ形状の強いものを前回のものより黒いインディゴ染料で染色しています。緯糸には茶綿と呼ばれる糸が酸化したかのような色味の糸を組み合わせました。生地はいわゆるキバタと言われる織り上がった状態のものから今回は、特殊な方法でサンフォライズ(防縮加工)のみをかけています。

 

 

シュリンクナイロン

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上質な素材、ヘリテージディテール、現代的なフィッティング。OLD JOEのシュリンクナイロンミリタリーは、それら3つの要素を感じる事が出来ます。特殊な薬品で煮込みガチガチに縮ませたオリジナルナイロンツイル。ランダムにはいるシワは、既製品における美しい不規則さと、何年も着古したかのようなヘリテージ感を演出します。 重さ、フィッティングは本格的なフライトジャケットを踏襲。ポイントとなる興味深いディテールをMIX。シンプルですが、強い主張のある他にはないプロダクトが完成しました。

 

 

 

ツイード

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OLD JOEの定番的プロダクトのサックジャケット。ワークウェアとテーラーリングがミックスされた空気感が特徴的。オリジナルで制作しているファブリックは、ヘリテージ感を残しつつもあくまでモダンである事を前提にデザインされておりOLD JOEならではの表情をしています。 グレー色のランダムへリンボーンは、経糸にオーストラリア産の10番単糸のケンピ糸を、緯糸に7番単糸の英国羊毛の粗挽き糸を用いて制作しています。固くなりすぎないように打ち込みを調整しているのも特徴。

 

キャンバス

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ミッドセンチュリー期のブリティッシュアーミーのプロダクトからインスパイアされて制作されたスプリングコート。マキシレングスにショールカラーにもスタンドカラーにもなる襟が特徴的。またフロントにレイアウトされた紐をぐるっと回してウエストをマークして着用すると、とても軍物とは思えないエレガントな雰囲気に。

ヨーロッパの古い時代の生地から着想を得て企画、制作された40番単糸で織り上げたの平織リネンにプリントされた特殊な顔料(白顔料、墨ペンキ)が、着込んでいくにつれて薄くなって味わい深くなるのがとても楽しみです。

    

 

 

レザー

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原始的な表情を持つ革が特徴的なプロダクト。南アフリカに生息するKUDU(本物の野生の動物なので、傷が全体的にあります)の革は牛革の”強さ”とカモシカの”しなやかさ”を併せ持っていて、銀面を擦りヌバックにしてWAX仕上げを行う事で他にはない表情を醸し出しています。またクローム鞣しなので見た目とは反する着心地を持っています。

この侘び寂びすら感じてしまうほど表情豊かなマテリアルで、ミッドセンチュリー期のデニムジャケットをシンプルに構築したジャケット、ブリテッシュデザインに落とし込んだムートンカラーのハーフジャケット、シンプルなナップサック、シンプルながら存在感あるロープタイプのベルトを作成しました。どれも素材を活かしたプロダクトです。

 

 


ジュエリー

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古い時代のプロダクトからのインスピレーション。当時ハンドメイドで制作されたであろうクオリティの高さを残しつつ再構築。

 

 

 

 

 

デザインの変遷

常に進化し、新たなディティールを発明し続けるOLD JOE。
そのデザインの変遷と今向かう方向性とは。

 

「服を作っていくうちに、多くの経験を積み、 様々な工場や人との出会いがあり、 どんなものでも作っていけると思える環境が整いました。すると、今度は自然と素材の良さを見せたり、もっと自由で独創的なデザインをしようと考えるようになりました。」 — Y.Takagi / 2015.12

 

 

素材への注目、自由で独創的なデザインは
まさに今目の前に存在しています。


オールドジョーがインスピレーションを
受けて創り出したものは、
新たなストーリーと
新たな熟成されたプロダクトを誕生させています。

 

 

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OLD JOE と PHAETON

様々な面で関係のあるOLD JOE と PHAETON。
恒例のイベントを始め、Ascari Bicycles、Max Poglia、
意味のある別注アイテムの数々は
新たな体験と価値を生み出し続けています。



誰かがやったものを 売れるからといって
追いかけたりはしない。


ものが良くて、まだ誰も知らないものを
OLD JOEは発信する。


シンプルであっても ゆるぎないものを持つ商品を作り、
作っている人、素材、工程、全ての景色が見えるような
プロダクトを作り続けていく。

 


▶︎ OLD JOE & PHAETON 
Interview OLD JOE / Designer Yusuke Takagi

 

 

 


 

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ASCALI BICYCLES
 

ポートランド、ブルックリンを拠点に活動するアスカリバイシクルズ。デザイナーであるヘリオ・アスカリ、彼の作る自転車は、ため息がでるほど美しい。繊細な革巻きのディテールや、銅やブラスを使用したアンティークジュエリーのようなパーツ達は、すべてハンドメイドで作られる。そこには、OLD JOEと同じく”温故知新”といった過去への愛情、情熱が感じられる。ただの自転車ではなく芸術作品とも言えるアスカリバイシクルズは、日本では、OLD JOE FLAGSHIP STOREとPHAETONでのみ見ることができる。
 

▶︎ ASCALI BICYCLES 

 

 


 

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MAX POGLIA

デザイナーであるマックス・ポギーラは、ブラジルとイタリアを故郷に持ち、独自の視点からのインスピレーションにより物作りをする。それをThe NYTimes Style Magazineは、「現代人のためのシンプルな日常への回帰」と評している。彼の作るナイフは、ニューヨークでデザインし、ブラジル南部にある製作所で手作りされる。昔ながらの職人の技が見える手打ちのハンマーによる仕上げと、BONE,STONE,HORN,WOOD等のプリミティブな素材を使用したモダンなハンドルパターンの融合により完成する。それは懐古的な装飾過多な飾り物ではなく、”現代人の為の装飾品”にアップデートされたモダンなプロダクトとなっている。日本では、OLD JOE FLAGSHIP STOREとPHAETONでのみ見ることができる。

 

▶︎ MAX POGLIA 

 

 

 

Porter Classic

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Porter Classic

長年にわたり数々の名品と呼ばれる鞄を世に送り出し、世界中に熱狂的なファンを持つ吉田 克幸氏と、映画『ホノカアボーイ』の原作者としても知られる 作家/写真家 吉田 玲雄氏が2007年に立ち上げ、克幸氏とともに長年バッグデザイナーとしてきた吉田 晃務氏が加わり、日本の伝統文化、そして職人の高い技術。変わることのない本質に新しいエッセンスを加え、独自の視点や感覚で新しいスタイルを確立。
「メイド・イン・ジャパン」にこだわり 「世界基準のスタンダード」をコンセプトに掲げ、 伝統からアンチテーゼ、芸術文化、職人技術を取り組みながら、次世代、そして孫の代まで愛される商品を追求している。

 


▶︎ Porter Classic の歴史

Porter Classic / Director Leo Yoshida – Interview 全3回

 


PC KENDO PC SASHIKO

 

PC KENDO

Porter Classicを代表するアイテムのひとつ、剣道着シリーズ。インドのスジャータ綿と、西インド諸島センドビント島の海島綿を後輩した最上級のスビンゴールド綿を使用し、オリジナル剣道着生地を制作。生地は有段者の中でも限られた剣士のみが着用を許される同義を専門にしている、日本の熟練した職人が織っている。糸からインディゴ染めを行い、最高の素材を時間をかけて丹念に織り上げた生地は、何度も洗いをかけることにより、ソフトな肌触りと独特な風合いが感じられる。ポータークラシックが誇る名作。


 

Available Now

 

 

 


PC SASHIKO

寒さを凌ぐため生活の中で必然的に生まれた、美術館にはない美術。

自分は今まで40年間のキャリアを通じて、「ファッション」をやってきたつもりはなくて、「孫たちの世代まで残る仕事」という意識でモノ作りをしています。 最後のライフワークとして、次世代の作り手、職人さんと一緒になにかやれないか?そう考え始めたとき出会ったのが、刺し子だったんです。 出会ったというより、呼ばれた感じです。それからは試行錯誤の連続でした。その間、有志たちが一緒に頑張ってくれました。とにかく、刺し子を残さなきゃいけないという執念だけはありました。《 寒さを凌ぐため生活の中で必然的に生まれた、美術館にはない美術。》 僕にとってはそういうものでしたね。この歳になって、心から尊敬しますね、先人達を。 − 吉田克幸

 

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▶︎ PC KENDO PC SASHIKO
 

▶︎ PC KENDO PC SASHIKO ALL ITEM
 



SUPER NYLON

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世界初のナイロンにインディゴ染めを施した、Porter Classic を代表するファブリック “SUPER NYLON”。デニムのように表情を持って様々な色落ちを見せてくれる 生きたナイロンは、「既製品」という枠を取り払い、人を惹きつけます。

 

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このPorter Classic 代表作の1つである『スーパーナイロン』は、BLUEはインディゴ染料を特殊な製品染め、BLACKとBROWN(金沢2周年記念モデル)は硫化染料を特殊な製品染めを施す手法により実現しています。独特な色落ちが美しく、自分だけの鞄を育てる楽しみがあります。

 

Available Now

 

 

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▶︎ SUPER NYLON


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PHAETON WALLS

 

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Nigel Cabourn for Women’s

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Nigel Cabourn
for Women's

 

変わりゆくもの 決して変わらないもの



自由と解放、そして真実のために、
カメラを片手に時代を駆け抜けた写真家、
ロバート・キャパ、そしてゲルダ・タロー。



仕事を持つ女性そのものが
珍しかったその時代に、
彼女の存在は輝いていた。



自らの信念を持ち、現在を強く駆ける、
すべての女性達のために。



トレンドや気分次第で変わる嗜好を超えて。

 

 

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モダンな女性の誕生

ナイジェル・ケーボンのウィメンズコレクションは激動の時代に生きた女性の品格や精神を現代の女性向けに変換することを目指しています。アクティブでクール、強く、自立していて、今何をしたいかを知っている。当時の女性達の本質に迫るデザインです。


男性らしいミリタリージャケットとフェミニンなヴィクトリア時代のブラウスを合わせたような、丈夫で実用的、クラシックでありながらモダンな美しさも兼ね備え、絶妙な男性らしさと女性らしさのバランスが魅力です。


一切の妥協を許さない、ナイジェル・ケーボンの信頼のおけるスタイルが、現代女性に自信を与えてくれます。

 

 

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タフであるが、決してハードではない
フェミニンではあるが、決してもろくない
 

Nigel Cabourn WOMANは、

「時代に流されることのないデザイン」
「最高の生地・付属を使用する」
「各ディテールに意味のある
ハイクオリティーな製品を展開する」


という点において、
他のレディースブランドには
類を見ない独自のコレクションです。

 

 


デザインとしては、メンズで恒常的な人気を博している型をベースに女性向けにフィットやデザインをアレンジしたもの、またGerda Taro(ゲルダ・タロー/報道写真家 / ロバート・キャパ(1947年にアンリ・カルティエ=ブレッソン、デヴィッド・シーモア、ジョージ・ロジャーらと国際写真家集団「マグナム」を結成)の公私に渡るパートナー)に代表される大戦時に逞しくも女性らしく生きたや人々が纏っていたものをベースに、新たにデザインしたものとのミックスで構成されています。


生地はメンズと共通して使用しているハリスツイードや、重量に微修正を加えたベンタイル等の英国を代表する素材に加えて、ウィメンズラインのために別注で開発したものも使用しています。
御客様には、製品と同様にニッチな女性で、他の人とは違うスタイルを持ちたいと思っている。また自然にそうすることができ、旅行が好き等とてもアクティブな生き方をしていて、オープンマインドな女性が挙げられます。年齢層には捕らわれず、ライフスタイル重視した幅広い年齢層に対応するコレクションです。

 

 

 


Nigel Cabourn for Women's
REVERSIBLE DRESS UK&US CAMO – OLIVE

38,880円(税込)

 

 


Nigel Cabourn for Women's
ALL IN ONE SUIT LINEN DENIM – WHITE

41,040円(税込)

 

 


Nigel Cabourn for Women's
NAVAL RESCUE JACKET – WHITE

51,840円(税込)

 

 


Nigel Cabourn for Women's
4 POCKET CROPPED JEAN
LINEN DENIM – OFF WHITE

31,320円(税込)

 


 

and more

 

▶︎ Nigel Cabourn for Women's 

 

 

 

 

 

 

Nigel Cabourn

 

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変わりゆくもの 決して変わらないもの

 

多くのものを消費し
様々なことを経験した後
ついのたどり着く価値観

 

トレンドや気分次第で揺らぐ嗜好を越えて

 

変わりゆくもの 決して変わらないもの
ナイジェル・ケーボン

 

本物を求め続ける すべての男達のために

 

 

 

数少ないアウターウェアの
スペシャリスト

 

40年以上のガーメントデザインの歴史をもつナイジェル・ケーボン。しかしそのコレクションは、一般的な「ファッション」という言葉の枠には当てはまりません。それは常に、流行にに左右されることなくビンテージクロージングや生地、ディテールへの情熱に突き動かされて、創作し続けているからです。 このことが長きにわたるクリエイションの礎となり、現在のコレクションの重要な部分を形作っていると言えます。

 

 

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Nigel Cabourn|ナイジェル・ケーボン|イギリスのNORTHUMBRIA UNIVERSITY(1967年-1971年)に在籍し、在学中にCRICKET クリケット(後にNigel Cabourn ナイジェル・ケーボンに改名)を立ち上げる。イギリス北部に拠点をおき、そのイギリス北部の極寒と強風が吹く厳しい環境がデザインのルーツに常に立ち返らせる。その貪欲で本物を追求する姿勢から、数少ないアウターウェアのスペシャリストとして認知される結果となった。

 

膨大なアーカイブコレクション

ナイジェル自身による、30年以上かけて収集し続けているビンテージコレクションは4000点以上に及び、その中には、レアなイギリス軍のテストサンプルを含む1910-50年代のイギリスを中心としたヨーロッパ、アメリカのミリタリーウェアやワークウェア、探検家が着用した貴重な服等が含まれています。

 

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この増え続けるコレクションが毎シーズンのデザインの土台となり、そのインスピレーションによってのみ新たなデザインが創作されます。それゆえに、個々のアイテムには自然とリアルなストーリーや歴史観が与えられ、腑に落ちる完成度に仕上がっているのです。そして、現在もNigel Cabourn自身が常にブランドの中心となり積極的に活動し、チームや工場・企業と共にコレクションの創作に携わっています。

 

 

 


意味のある2つのライン

ナイジェル・ケーボンには、オーセンティックライン(UK)とメインライン(JAPAN)という2つのラインが存在し、この2つのラインはナイジェル自身が振り分けています。

オーセンティックラインはハリスツイードやベンタイル、マッキントッシュクロス、オイルドクロスといった英国由来の素材を中心に使用し、マッキントッシュの工場やスコットランドのニット工場等で生産するといった英国が得意とするアイテム。メインラインには、日本でしか作れない独特の生地、日本でしか実現できない染色や加工技術を活用したアイテムを振り分けることで、類を見ない独自のコレクションを生み出しています。

 

 


AUTHENTIC LINE

英国を初めヨーロッパの生地を使用し、
伝統ある英国のファクトリーで生産する
オーセンティックライン。

 

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MAIN LINE

JAPAN COLLECTION
メインラインは日本生産の特徴を活かしたラインナップ。
日本の生産技術の高さを活かし、
オリジナルファブリックの開発や
染色・ウォッシュ加工を施したアイテムを発表している。
日本生産のアイテムも全て
ナイジェル・ケーボン自身が
デザイン・ディレクションを行い、
イギリスで生産できない技術を取り込んでいる。

 

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THE GARDEN HOUSE

 

Nigel Cabournの
デザイン活動拠点

 

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ナイジェルの自宅の庭にある離れを改装したデザインスタジオがGARDEN HOUSEであり、ここがNigel Cabournブランドのデザイン活動の拠点であり、また膨大なビンテージコレクションの倉庫でもあります。時にその素晴らしい環境はショールームとしても活躍しています。

 

 

 

▶︎ Nigel Cabourn 

 

 


 

 

HALFTEX / ハーフテックス

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ナイジェル・ケーボンの製品は、優れたヴィンテージウェアが持つ機能的なデザインをベースにしています。そしてナイジェル・ケーボンの製品のもう一方の特徴は、独自に開発している優れた素材にあります。もととなる素材自体はヴィンテージをベースにしていますが、ただ単に昔のファブリックを忠実に再現するだけでなく、現代だからこそできる技術を惜しみなく注ぎ、今できる最高の素材を開発しているのです。


ナイジェル・ケーボンの所有する膨大なヴィンテージウェアのコレクションのひとつに、第一次大戦で運用されたトレンチコートがあります。第一次大戦は1914 年に勃発し1918 年に終結しましたから、真に100 年前のガーメントです。第一次大戦時、塹壕の中で着用されたトレンチコートは分厚いコットンキャンバスで出来ており、冷たい雨や剥き出しの瓦礫から兵士の体を確実に守るよう設計されています。しかし、同時にとてつもない重さでもありました。ヴィンテージのコットンキャンバスの風合いを持ちながら、重量だけを軽減するファブリックを生み出す事は出来ないか。そこから開発されたのが「HALFTEX / ハーフテックス」です。
 

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ハーフテックスばナイロンを用いて新たに開発したファブリックです。しかし、通常想像されるナイロンとは別物です。ハーフテックスに使用されている繊維は、ナイロンスパンなのです。
スパンとは短繊維。代表的なのは数ミリから数十ミリのコットンステープル。シルク以外の天然繊維は全てこれら毛羽のような短繊維を捩り合わせて一本の糸に形成したものです。
本ファブリックは、耐熱、対摩擦、耐薬品耐油などの面で通常のナイロンより遥かに優れるナイロン66 を使用し、テグスのような状態ではなく、コットン短繊維と全く同様の毛羽のようなスパンを一度作り、それを天然繊維同様に撚り合わせる事で一本の糸を形作っています。
それだけでも稀に見る発明ですが、さらにこの特殊な設計は、糸ができるまでにもう一工夫されています。それが中空設計。繊維の中が空洞になるように設計している訳です。これにより異常な軽さと強度を持つ糸が誕生しました。

 

そして、開発だけにとどまらず、ここからがナイジェルケーボンの実力が発揮されるところです。本ファブリックの最大の特徴は、現代の最新技術によって生み出された特異な化学繊維を、更にオリジナルの特殊加工を積層的に重ねる事により、ナチュラルなコットンキャンバスの100 年の経年変化を再現している点にあります。ナイロン66 の持つ、非常に高い剛性を持ち、ヴィンテージコットンと同様の風合いでありながら、驚異的に軽い着心地。同様の厚みのコットンキャンバスの約半分の重さしかない新しいファブリック。今までには存在しなかったファブリックが、そして今まで存在しなかったガーメントがここに誕生しました。

 


 

 

 

 

 



DENIM

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ヴィンテージのデニムを徹底解析して現代に蘇らせたスペシャルファブリック。このファブリックの凄まじい点は、明らかに一見で、糸やファブリックに対する知識が皆無であっても、違いがはっきりと判る点です。

縦方向に、明らかに普通のデニムとは異なる複雑で豊かな凹凸が存在しています。これは、タテ糸に6 番、7 番、8 番の異番手をランダムにかけているからです。タテ糸は織物の根幹とも言える部分です。同番手の糸をできるだけ長くかければ安定した大量生産が可能です。
理由は、単純な話、織物は縦方向が長いから。例えば1 反、と言った場合、縦方向の長さは大凡30から50メートルです。ヨコは70から150センチ程度くらいまで。織機の規格によって色々ありますが、タテ方向はヨコ方向に比べれば断然長いのです。そのためタテ糸を固定しておき、数反織り上げた後にヨコ糸を細番にすることで、今度は最初の数反より薄い生地を、また複数反織り上げる事ができます。私たちは、ヴィンテージデニムの中で、この法則をまるっきり無視したものに出会いました。そのデニムが上記のように異なる異番手をアトランダムにかけたものだったのです。異常とも言える設計ですが、そこには大戦下の物資不足がありました。

 

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同番手の安定した糸をかけるべきところを、取り敢えず入手した異番手を端から順次かけて行ったというわけです。言わば苦肉の策でしたが、生まれ出た製品は他とは全く異なった表情を持っていました。基本設計が異なるので、当たり前と言えば当たり前ですが、フラットで均一な普通のデニムとは全く違う、豊かな膨らみ、自然な凹凸、立体的な構造となったのです。大戦下に生まれ、やがては均一化と大量生産の波にのまれてほんの短い期間しか存在しなかった、幻のようなデニム。一時は失われたファブリックをナイジェルケーボンが現在に蘇らせました。

 

 

 


CHINO

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チノパンはとても有名で身近なパンツだけに、多くの製品が世の中には溢れています。ベージュ色をしてコットン製のものは全てチノパンと呼んでいるような傾向すらあります。その中でも、ウエポンと呼ぶ特殊なカテゴリーがあります。武器の意味ではなく、ウエストポイント陸軍士官学校を指します。ウエストポイントとは米国ニューヨーク州の地名。学校の創立以前は要塞が立っていた土地であり、周りには学校以外に殆ど何も在りません。一口に兵士と言っても二等兵から士官までの階級があります。同校は極めて厳しい英才教育によって米軍の指揮官たる士官を育成する事を目的としています。厳格な規範の元、革靴は顔が映るほど磨く事を要求され、チノパンは高品質な製品にセンタープレスが入れられます。カジュアルで安価な普通のチノパンとは一線を画していたわけです。一般的には単糸より双糸の方が丈夫で高価であり、その双糸の中でも一定の番手を使って織り上げたチノクロスのことを「ウエポン」と呼ぶようになった由来です。


本製品もまた双糸を使用しています。そして材料は繊維長の長い超長綿です。超長綿を使用する事により、繊維の繋ぎ目が少なく、すなわち毛羽の少なく高密度の糸に撚糸する事が出来ます。その糸を更に高密度に打ち込んで製織します。この段階で既にかなりの高密度のファブリックですが、コールドマーセ加工をかける事により更にがっしりとした風合いに仕上がります。その密度の高さは異常と言って良いくらいで、実際に普通の縫製工場ではまともに縫う事ができません。普通のミシンで普通のスピードで縫うとファブリックがあまりに高密度であるために、ミシン針と生地の摩擦によって熱が生じ、煙を噴くほどです。


ステッチ部分にポツポツと若干の毛羽立ちが見られますが、これがこのファブリックの尋常ではないほどの高密度を物語っています。ヴィンテージ同様の風合いであると同時に、如何に長く、ガンガン履き込んで本当に長く愛用できるかどうか。それが鍵です。本製品は元々頑丈な超長綿の糸を使用している為、とても丈夫です。織り上げた段階では高品質過ぎてファブリックの表面は艶々と光っています。コールドマーセ加工により繊維が締まるので光沢が抑えられ、更に後加工をかける事で余分な光沢を飛ばしています。つまり、見た目とタッチは長年の経年変化を受けて程良く枯れたヴィンテージそのものの風合いでありながら、恐ろしい程の剛性を内に秘めているのです。

 

 

 



REVERSIBLE CAMO

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麻のファブリックに対し、片側には英国のD.P.M.(Disruptive Pattern Material)、もう片側には米国のフロッグスキンをそれぞれプリントしました。プリント物の生地の場合、プリントの柄が主張しますし、その柄自体に価値を付加するのが一般的です。絵柄そのもので勝負するのが一般的と言えば判りやすいでしょうか。そのため通常プリントものは、プリント下地、P 下と良く言いますが、仕上げだけをした専用の生地に通常は片面だけプリントをしていきます。


本製品の場合は、クオリティの高い麻のファブリックに対し、両面プリントを施しています。透け感のある麻の生地に裏の柄を計算しながら色を載せていくには熟練の技術が必要です。
D.P.M. は、大きな色の固まりを大胆に配置する事で人間のシルエットを崩し、迷彩効果を発揮します。言わば能動的な迷彩と言え、世界中に沢山ある迷彩パターンの中でも際だった特徴があります。もう片面は、米国のフロッグスキンカモ。カエルが周囲の土壌や植生と同化する皮膚を纏って、天敵からその身を守るのと正に同義で、周囲の光景に人間のシルエットを沈ませ同化させることで迷彩効果を生みます。ひたすら目立たないようその身を隠す、受動的な迷彩とも言えます。

 

 



HERRINGBONE

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通常の綾織は平織に比較して引き裂き強度に優れていますが、それをさらに全方向に強化したのが向きの異なる綾を互い違いに配置したヘリンボーンです。その強度の高さによってミリタリーウェアに多用されるポピュラーな組成です。見慣れたファブリックですが、私たちが出会った1 着は違和感を感じさせるものでした。通常ヘリンボーンの綾目は互い違いのどちらか一方の綾の目が立ち、くっきりと見えますが反対方向のそれは沈んで見えるものです。それはファブリックに使われている糸が一方方向に撚られている事で必然的に生ずる現象です。しかし、そのヴィンテージは両方向とも綾目がしっかり立っていて、まるで色柄物のようにはっきりと織り柄が見えました。


推測できる原因はたったひとつ。S 撚りの糸とZ 撚りの糸、即ち撚糸方向の異なる2 種類の糸を綾の方向性に応じて交互にタテ糸として掛ける事。解析の結果も推測通りでした。目視では区別が困難な2 種類のタテ糸を互い違いに掛けるのは大変な手間を要します。しかしこうして織り上がったヘリンボーン組織は通常のそれよりさらに強靱な性質を発揮します。言い換えればミクロの単位まで遡って究極の機能性を求めた結果の産物である訳で、まさに使いやすく強靱なものは増々ブラッシュアップされ、使い難いものや少しでも無駄なものは容赦なく削ぎ落とされ、究極の機能性のみが生き残るミリタリーヴィンテージの神髄に触れるようです。

 

 

 


 

LYBLO

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「1970年、私がファッションを学んでいた学生時代、当時イギリスを代表するワークウェアブランドであったLYBRO (ライブロ) が開催したデザインコンテストに参加し、ワークウェアのオーバーオールをデザインして賞を獲得しました。それ以来LYBROというブランドは私にとって特別なものでした。そして数年前、偶然にも40年代から50年代頃に作られたヴィンテージのLYBROの広告用ウッドサインが3 つ売られているのを見つけました。リバプールを拠点にした同社がイギリスのワークウェアの重要なブランドのひとつだった頃のものです。


私はそのLYBROのウッドサインを購入しました。私には当時のことがとても懐かしく、この会社がまだ存在しているのかどうかを確認したところ、もう現存していない事に愕然としましたが、改めて私のデザインするワークウェアブランドとして新生LYBROを復刻させることにしました。」


Nigel Cabourn

 

 

 

 

 

▶︎ Nigel Cabourn 

 

 

 

PHAETON SMART CLOTHES -ECLUSIVE, SMART NEW DESIGNS and OLD FAVORITES-
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