PHAETON FRAGRANCE LONGBAR

LIQUIDES IMAGINAIRES ”EAUX DE PEAU”

歴史書でありながら、人類史でもある「サピエンス全史」(ユヴァル・ノア・ハラリ 柴田裕之訳)によれば、
『フィクションを生み出し、それを共同で信じる力』が人類が反映した鍵だとされています。
想像力が大幅に進化した私たち人類は、太古の昔から神話において野生の獣に姿を変える人間の存在を語り継いできました。
この信仰は、今もなお、アートや幻想文学、映画などあらゆるフィクション作品として生まれ変わり、生き続けています。

そんな神話に現れる、人と交わる獣、そして獣に変身する人間の肌に滴る液体。
リキッド・イマジネの嗅覚の三部作(トリロジー)は、その神秘的な液体を現代に甦らせました。

〜La trilogie des EAUX DE PEAU〜

元来、鼻孔は人間が持つ器官の中でも、おそらく最も動物性を残した部分だった。
五感の中でも最もプリミティブで、獣的な感覚。
人の嗅覚は動物の中でも飛び抜けて優秀、生き残るための本能だったのだ。

手つかずの自然へのオマージュにも似て
オー・ド・ポー、「肌の水」はアニマルノートを再び飼いならし、
香りは人の肌をぴったりと覆い、獣の美の魅力を与える。

ポー・ドゥ・ベット、ベル・ベット、ベット・ユメーヌ。
これは極度に洗練された野生のトリロジー。
アニマルノート(野生の香り)はかつての気品を新たな装いで獲得する。

REAU DE BETE】
ポー・ドゥ・ベット「獣の肌の香り」

神から授かった動物的で野生の香りの色気により、革新をもたらすモノとなる。
野生的な香りに気品を蘇らせること。それは、動物と人間の融合による、熱く、魅惑的で肉欲を誘う香りへと進化する。
抽象的かつ明白な獣の肌の匂いは、飼い慣らされてしまう前の動物の野性的で自然な香り。

【BELLE BETE】
ベル・ベット「美しい獣」

19世紀末のドイツロマンティスムにおける傑作であるフランツ・フォン・シュトゥック(1863-1928)の絵画
「The Kiss of the Sphinx “スフィンクスの接吻” 」からインスピレーション。
美しい獣とその愛欲の獲物との熱く激しい抱擁。
しなやかな美しさは、我々を動物の暖かみをもつ柔らかい毛皮で包み込む前に、爪を立てて嗅覚に軽やかな優しい刺激で襲いかかる。
優しさと獰猛さの間に生まれる喜びの原点。 緊張と官能の間にある香り。

【BETE HUMAINE】
ベット・ユメーヌ「獣になった人間、獣としての人間」

森に全身を浸し、緑の冒険者となる。そして、シャテニエ(マロン)の木を愛する獣としての人間となる。
それは、都市生活から身を退き、野生を取り戻した人間。
自然の様々な香りの只中に飛び込む旅へと誘う香り。

貴重稀な素材を使用、そして長き月日を要し完成したトリロジー。
最も気高きアニマルノートに捧げられた香りは、私たちに眠る獣の感覚を呼び覚ますように、またしても現実逃避の旅へと誘います。
その真珠のごとく美しき液体を、ぜひ本能で感じてください。

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