南仏の街・ヴァロリス。
陶芸の街として栄え、かつてピカソがアトリエを構え約4,000点もの陶器作品を創作した街としても知られています。
日本人陶芸家とも縁が深く、北大路魯山人や加藤唐九郎なども良質な土を求めて訪れた自然豊かな街。
そんなヴァロリスの色鮮やかな魅力を思い起こさせる芸術品が、日本に上陸します。
ラテン語で「煙の」を意味するOfumum(オフマム)。
植物・樹脂などを焚き、天に立ち昇る煙を通して神への祈りを捧げていたことが起源とされる香水。
そして、同じく古代文明の最古の痕跡の一つである陶器。
加熱と煙を通して表現される2つの芸術品で織りなすコレクションは、詩情豊かにわたしたちを新たな場所へと誘います。
伝統的なガラス瓶にはない温かみのある陶器と、その不透明さに包まれた香りのジュース。
そしてそれを身につける人との共鳴から生み出されるハーモニー。
従来のようにコルクで香りをつけるという仕草が相まって、香水という芸術品との本来の向き合い方を示唆してくれているかのようです。
「宇宙」
それは、私たちがいるこの宇宙空間の中で、正体のわかっているもの、いないもの全てを指す言葉。そして、いつの時代も私たちの好奇心をくすぐる存在。
シダー、ミルラ、アイリスなどメインとなる天然香料の存在を感じながらも、新たなリズムを感じるOfumumの香りたちは、その正体を知りたいという好奇心と、ただただ身を委ねたくなる安堵感に包まれる驚きに満ちています。
中身の見えない真っ白なボトルの中に、そんな「宇宙」が広がっているのです。
大地の躍動感と不完全で退廃的な美しさを「黒」の世界で表現したMAD et LEN。
2011年の日本上陸時から、その圧倒的存在感に私たちは魅了されてきました。
そんなMAD et LENの創設者であるアレクサンドル・ピフォーの次なる挑戦が、「黒」の対極にある「白」の世界で表現するOfumumなのです。
アレクサンドルとマノン。
香水と陶器。
そして様々なアーティストの共鳴から紡ぎ出される芸術品は、新たな景色を私たちに魅せてくれることでしょう。
新たな出会いから生まれた宇宙空間に、足を踏み入れてみませんか?
2024年8月2日
日本初上陸
PHAETON
PHAETON FRAGRANCE HOUSE