Masumi Sakamoto / Kazuki Nagayama

 

 

 

 

今回で5冊目となるPHAETON BOOK。
全号のディレクションとスタイリングをしていただいている坂元真澄さんと撮影をしていただいている長山一樹さんにお話を伺います。

 

 

 

P


PHAETON BOOKですが、このメンバーでこの冊子作りが始まることになったきっかけはなんでしょうか。

 

坂元さん


きっかけ、そうですね。OLE JOEの高木さんから紹介があったんですが、坂矢さんがイメージを撮りたいっていう話があって、なにかカタログみたいなものを作りたいって話をちらっとされた流れで、おぉ!作りましょうって。なので、なぜ作りたいかは直接聞いていないので、教えてもらいたいですね。

 

長山さん


なぜこの本を作りたいと思ったか、紙を使ったこの本でないといけなかったのかということですね。

 

坂矢


自分たちだけの目線じゃない目線。ですよね。坂元さんがPHAETONを表現したら、どんなことになるんですかっていう話です。

 

坂元さん


でしたっけ。

 

坂矢


ですね。僕は空間づくりも設計図面を見るのも、現地買い付けも、音楽の選曲も、撮影も自分でやるので、坂元さんだったらPHAETONがどんなスタイリングになるのか見たかったんです。

 

 

坂元さん


第三者というか、全く関係ない人の目線でやってみたかったんですね。最初は依頼か提案という流れですね。

 

坂矢


それか、OLD JOE(東京)でPHAETON GRAS LAMPE展をやっていた時に、お会いして喋ってる時に?

 

坂元さん


すぐにやりましょう!という話になって、面白い方だなあと思って、話に夢中になっちゃったんですけど。

 

P


その時にもうこの本を作りましょうという話になったんでしょうか?

 

坂元さん


いえ、その時はまだ考えていませんでしたね。

 

坂矢


どのグラを買うかって話でしたよね。

 

photo by OLD JOE

 

坂元さん


3つ買うか、4つぐらい買うかみたいな感じでグルグルしていて。まあそんな話だったんですけど、そのまた次の機会か何かの時に、ご飯行きましょうよって高木君からの誘いがあって。

 

長山さん


その時既にシガーバーに行ってた?

 

 

坂元さん


行き・・ましたね。

 

坂矢


行ってますね。

 

長山さん


その時は僕はまだ全然でした。

 

坂元さん


その時は浅草の酉の市まで行ってますから。

 

 

長山さん


あれがスタートなんですね。

 

P


長山さんは本を作ることになってから合流されたんですか?

 

坂元さん


そうですそうです。地方ロケに行くとなると、合宿みたいな感じで同行してもらうのは、ほぼ長山くんなので、真っ先に相談。

 

 

長山さん


石川県にこういうお店があって。そこのオーナーの坂矢さんって人がいて、すごい物好きでライカなんかもすごい詳しくて、多分興味が湧くと思うよ。みたいな話をされて。それで、instagramを見て、それじゃ行きますって。

 

坂元さん


全然何も決まってなかったので、5つも続くかどうかも分かってなかったですから、とりあえず、行ってみてから色々やってみて、どんどんどんどんもっともっともっとってなってきた感じですね。

P


2号、3号、4号とやってきたのは1冊目という原型があったので流れができていましたが、1冊目はやはりここに来て撮影してから構成を考え始めたんでしょうか。

 

 

 

坂元さん


そうですね。ページ数が決まってなかったですし、ただ、限界もあるじゃないですか。日程の制限もあるし。撮れるカット数とか、ロケーションの状況もあるので「どれぐらいやるか?」「できる限りやろう」って感じでしたね。

 

P


1冊ずつ振り返るだけでも変化がすごいですよね。段々レベルアップしていて。

 

坂元さん


「食レポ」やるなんて、初めは思ってもなかったですよね。

 

 

坂矢


そうですね。笑

 

P


食レポや物撮りのコーナーですが、坂元さんの方から提案されたんでしょうか。

 

坂元さん


そうですね。なんかきっかけがあって。

自分もこの本を作るにあたって、引いて見るようにはしていて。作るたびに、前回は何が足りなかったかなとか、何がもっと必要かなとか、いろんな角度から考えたりしていて。ちょっと頑張りすぎちゃったかなとか、あんまり優し過ぎても難しすぎても良くないかなとか。程よいバランスがどこなのか?みたいなのはいつも考えるようにしてるんですけど、「ファッションとそれ以外」っていうのを敢えて入れた方が、このお店は色んなものがあるし、いろんな切り口・見え方があるので良いなと思ったんですよ。

後はこの土地。
我々は東京から来ていますけど、ここにしかないものを出した方が、よりここに行きたいってことになるんじゃないかとか、あと、坂矢さんが面白いので、お店の事をもちろん紹介するんだけど、坂矢さんの色とまでは言わないまでも、面白いところをどうやって繋がるようにするかを考えると、服だけってことは無いな。と、まず考えたことで。

 

坂矢


毎回、食べ物の話ばっかりしてますしね。

 

坂元さん


食レポに関しては、基本、坂矢さんが食いしん坊っていうところから生まれてますよね。

 

坂矢


思い出したんですけど、食べ物の話ばっかりしているじゃないですか。今日どこへ行きますか?どこ行きましょうって。はっきりメニューまで決まってるじゃないですか。具材まで。

 

坂元さん


まあ、大体決められてますからね。
我々の食べるものは。
選ばせてもらえない。笑

 

坂矢


きっかけは、その食べに行く場所の一つの「一久」ですね。一久の大将が病気になって休んだ時に、これヤバイなあと思って。これを残したいと思ったんですよね。思い出しました。

 

坂元さん


ああ、言ってましたね。

 

坂矢


それで坂元さんが食レポって。簡単に紹介するだけっていう話だったんですよね。それが、あとでもらった校正を見たら、しっかり記事を書かないといけないことになってて。笑

最初はちょっと一言だけのはずだったんですよ。それが最初からあんな量になっちゃった。

 

坂元さん


そうでしたね〜。笑
でも面白いですね。これは。

 

長山さん


これはPHAETONで買い物をした人が貰える本ですけど、PHAETONの事を知らない人が見てもすごい興味が湧きそうです。その人(坂矢さん)がやってるセレクトショップ、お店の世界感を見てみたいって。

 

 

坂元さん


だから本当は、全然答えのないものなので、まだまだ追求することは沢山あるとは思うんですよね。これが完結する姿ではないんだろうな、とは思うんですけど、まぁキリがない世界ですよね。

 

P


実際のところ、スタイリング写真以外でもこのブックが活躍していて、PHAETONには旅行の目的地のように来られる方が半数ぐらいいらっしゃるのですが、この本を差し上げると近所の美味しい店が書いてあるってすごい喜んで持って帰られる方が多かったですね。

 

坂元さん


これを見ると、行ってみたくなりますからね。

 

坂矢


そのお店に行き着くまでに、とんでもないお金がかかってますからね。

 

一同


爆笑

 

坂矢


毎日食べ歩いてますから。

 

坂元さん


そうですよね。責任重大ですからね。やっぱり。美味しい、美味しくない。

 

坂矢


広告でやるわけじゃないですからね。

 

坂元さん


そうですよね、お店の利害関係の全くないところなので、お客さんから見てもとっても素朴で楽しめる部分ですよね。

 

長山さん


これが舞台が東京になったら広すぎてできないですよ。

 

坂元さん


半年に6チョイスですからね。

 

坂矢


でも確率って絶対変わらないと思うんですよ。10分の1がいいお店だとして、それが東京であったとしても10分の1だと思うんですよ。

でも、東京もなんか面白そうですね・・・東京編。

 

一同


 

坂矢


話変わっちゃいますけど。笑

 

坂元さん


大変。東京編は大変ですよ。笑

 

P


OLD JOEでPHAETON展をやっていた時のような、東京へPHAETONが出向くタイミングで番外編をやったりする可能性も・・?

 

坂元さん


ありそうですよね。ちらっとそういう話もありましたから。

 

坂矢


僕はタイ編(坂元さんの居住地)がいいと思いますよ。

 

一同


 

坂元さん


それは全く誰も関係ないじゃないですか。笑
誰もが「は?」ってなりますよ。

 

坂矢


タイに行きタイっつって。

 

坂元さん


でたっ、全くわからない。笑
まあ、どんどんやっていくにつれて、もっと良くしたいっていう欲はありますけど。もっと良いものにしたいですよね。

 

P


そのもっと良くしたいという想いで追加されたのが、今回の「働く人」というコーナーでしょうか。

 

坂元さん


そうですね。PHAETONに関わりがあって、服を着ている方。ワークウェア的な雰囲気がありますよ。

 

P


その働く人の中に、坂元さんと長山さんが参加されるということはないんでしょうか。

 

坂元さん


ん〜、それはおこがましいですね。やっぱり地元の人たちを記事にしていただきたいです。長山くんは東京編じゃないですけど、そういうのがあれば可能性があるかもわからないですね。

あと、空気が違いますね。あくまで石川県のシチュエーションと、人って感じなので、自分たちが入ったらどこで撮るんだとか、説得力に欠けると思うから。重みがあるんですよ。人と場所に。だからそういうのは崩したくないですね。

 

P


今回の「働く人」の見所というか、それぞれの人にフォーカスしているような感じでしょうか。

 

坂元さん


そうなんですけど、ファッションページのベースで考えたので、服と人のマッチングと言うか。そこがまず中心になるようなイメージがあって、ポートレートなんですけど、服にフォーカスされるように。現場でいろいろ写真の撮り方とか佇まいみたいなことはやってますけどね。

人の佇まいがまず文化人というか、文化度が高い感じの人が多いというか。そういう感じの方々が、PHAETONに繋がっているような気がしますね。

 

P


長山さんは、PHAETON BOOKの場合、写真の撮り方がいつもと違うな、ということはありますか?

 

長山さん


東京はもっと被写体・・人とか服とかが、グッと浮き出てくるように、という意識が強いというか、あんまり背景どうこうよりも、もっと削ぎ落としたようなものが多くて。スタジオ撮影することも多いですし。

こっちだと大体背景があるところで撮るから、背景が東京には無いところだから、その時点で新鮮だったりとか。背景込みの人と服の関係性だったりとかは普段狙うところと違うから、それは新鮮で。

ある意味、アドリブみたいな感じで、パッと思ったらその場でやってみたりとか。東京だとそういうことがないので、すごく楽しんでます。その新鮮な意識によって、そんなに写真がすごく変わるってことはないんですけど、意識の部分ではすごく変わっています。

 

 

P


自由度が高くなっているわけですね。

 

長山さん


そういうことですね。だから変に固めてもしょうがないし、リラックスして、その場でいいと思ったことができます。

 

P


撮影の話に限らず、最近プライベートでもよくお付き合いがあるようですが、仕事以外だと、どんな感じなんでしょうか。

 

長山さん


葉巻とGRASのランプとチェアから入っちゃったので、それらが全部ある場所となると、ここ(PHAETON)になるんですよね。

 

一同


 

長山さん


坂元さんに、以前から「PHAETONってお店が石川県にあるんだけど、置いてあるものとか長山くん絶対好きだと思うなー」って言われていて。撮影で初めて訪れて、最初から、それらを好きだったわけではなかったんですが、実際に来るたびに興味が出てきて、それで1本買っちゃったのが全ての始まりです。

 

一同


爆笑

 

P


いつごろからか、撮影が終わって、数日後に突然PHAETONに長山さんがいるということがありましたが。そして坂元さんに「今、長山さんがPHAETONにいます」と連絡が入り。

 

坂元さん


全然、おかしいですからね。
「は?」ってなってましたよ。

 

長山さん


あの時は、直接取りにいった方が早いなって思ったんですよ。遊びに行くっていうよりピックアップしに来た感じですよね。発送だと2日かかるから、今欲しいなって。笑

 

坂矢


名目はカニを食べにいくって。寿司でしたね。

 

長山さん


そうですね。どうせ来るんだったら寿司行きましょうって。坂矢さんが予約してくれて。

 

坂元さん


でも実際、日帰りはありだと思いますよ。

【 PHAETON → 寿司 → 帰る 】

みたいな。

 

長山さん


ちょっと前から大人の遠足じゃないですけど、自分でなんとなく裏テーマで
香川のイサム・ノグチの美術館に行って。開館が昼からだったので、朝、始発の飛行機で行って、美術館がオープンするまでの3時間の間にレンタカーを借りてトップ・オブ・トップのうどん屋3軒を回って、正午までに三食うどんを食べるっていう。それとちょっと近いですね。

 

坂矢


午前中で三軒ですか?

 

長山さん


そうです。2時間ぐらいの間に三杯。

 

坂元さん


いや、おかしい。

 

一同


 

長山さん


でも、汁のうどん三杯じゃない。釜玉のナンバーワンの店、素うどんのナンバーワンの店、みたいな感じでガンガンガンっと。

 

坂矢


僕も、昔それやりました。

 

一同


 

坂矢


イサム・ノグチに行く前に、三軒行きましたね。

 

坂元さん


三軒、基本なんですか?

 

坂矢


歩けなくなりましたね。

 

坂元さん


いや〜、まじですよ。

 

坂矢


三軒目は、もう味しないですから。

 

一同


 

P


今回の食レポでは、そのような連続で食べるようなことは起こらなかったのでしょうか?

 

坂元さん


ほどよく回ってますけどね。

 

長山さん


でもまあ、1日二軒は行きましたよね。

 

坂元さん


ひどいと三軒ありましたね。

 

坂矢


ありましたよね。

 

坂元さん


「ひどいと」って言い方おかしいですけど。笑

 

長山さん


食レポは、坂矢さんの分だけ作ってもらって、ついでにちょっとだけ、いただけちゃった、みたいな。僕らはがっつり食べてたわけじゃない。

 

P


そうだったんですね。

 

坂元さん


いや食ってる食ってる。

 

長山さん


はははは!笑

 

坂元さん


もう「なんならもう1品いいですか?」みたいな感じでしたよ?

 

一同


爆笑

 

坂矢


やってましたね。

 

坂元さん


食に対しては、だいぶん図々しい。

 

長山さん


撮影終わりました!って

 

 

一同


 

P


坂元さんもプライベートで色々と遊びに行かれてるんでしょうか。

 

坂元さん


この間はね、坂矢さんにタイまで来ていただいたので。

 

坂矢


もう密着タイツアーでしたよね。

 

坂元さん


朝から晩まで。また違う感じで面白かったですよ。

 

坂矢


タイ編。

 

坂元さん


まあタイ変だったんですけど。

 

一同


 

P


その時撮影していた動画がすごく良かったという噂もありますが。

 

長山さん


映像?

 

坂元さん


ムービーをずっと撮ってたみたいで。それを編集したら結構面白かったっていう噂は自分も聞きました。ただそれを何に使うのかは謎。

 

一同


 

坂矢


そうなんですよ。

 

坂元さん


それは全く関係ないから。この店と。

 

P


このインタビューの記事の延長でどこかに載るかもしれないですね。

 

坂矢


タイへ行こう!って。

 

坂元さん


ツアー組まれるんですか?

 

一同


 

坂元さん


東京でも、たまにはお会いしますけどね。打ち合わせがてら。

 

坂矢


坂元さんには、会う回数多いと思いますよ。

 

坂元さん


そうですよね。

 

坂矢


以前、お酒をまだ飲んでいた時は結構行きましたね。バーに。

 

坂元さん


行きましたね、三人で。高木くんと一緒に。

 

長山さん


僕の方が、たまにって感じですよね。

 

坂矢


東京ではそうですね。

 

P


このメンバーが東京で集まることはないんでしょうか?

 

坂元さん


長山君があんまり時間とれないから。誘ってみてはみるもののっていう。「長山さん」は仕事ばっかりしてるから。

 

一同


東京編をやる時は、実現するかもしれないですね。

 

長山さん


東京編をやる時は、終わったらすぐ帰らなくちゃいけなくなるんですよ。打ち合わせとかがいっぱいあって。夜ゆっくりご飯とか行けなくなっちゃう。東京だと。

 

坂元さん


こっちきてると色々面白いよね。

 

長山さん


いろいろ遮断して来てるから。

 

坂元さん


周りの人間にはね、遊びに行ってると思われてるので。うちら結構ハードな撮影してると思ってるんですけど、周りの関係者からは、「遊びに行ってるんでしょ?」みたいなね。

 

長山さん


PHAETONのスタッフ側から見るとどんな感じに見えるの?
遊びに来てるな〜って感じに見える?

 

P


全くそんな感じには見えないですね。

 

一同


 

坂元さん


結構必死にやってますけどね。

 

P


ずっと動きっぱなしですもんね。

 

坂元さん


以外とハードなんです。ほぼ合宿です。

 

P


いよいよ5冊目になりますが、まだまだ「次はこんなことをやってみたい」ということはありますか?

 

坂元さん


そうですね〜。ページ数とか色々問題はありますけど。流れ的に5号目ぐらいまで来ると、もっと無駄のないやり方とか、もっと良い方向性みたいなのがあるだろうなっていうのが最近気になってて。観光局とか、地方のアプローチの中で、民宿とか旅館とかにも協力してもらえるような形でやってみたら面白いかな、とかちょっと考えてます。ただそれはそれで、すごく前準備が必要なので、前もって来なきゃいけないかなーとか。

 

P


下見のようなことですね。

 

坂元さん


そうです。今、全部実費でやってるじゃですか。地域貢献にもなるので、もう少し協力していただいて、観光局とかホテルとか協力店や協力施設をもっと増やして予算を少し減らしつつ、逆にその予算をもっと別のことに使うとか。少しお金のかけ方を考えたいなと。

 

P


今回すでに、公共の施設などにも結構行かれていますよね。

 

坂元さん


そうですね。やっぱりすごくいい場所も、まだまだ沢山あったなーっていうのもあったり。東京だったら、すごく場所代なんかも高くついちゃったりしますから。ここは本当によくしてくれたり、タダだったり。みんな優しいなと。

 

P


通常は、もっと撮影条件が厳しいんでしょうか?

 

坂元さん


厳しいっていうか、ダメ。

 

一同


 

P


撮らせてもらえないんですか?

 

坂元さん


「ダメダメ!」で終わりですよ。

 

長山さん


門前払い。「警察呼ぶぞ!」とかね。

 

一同


 

P


そんな無下に断られるんですか。

 

坂元さん


警察呼ぶぞ、まではないかもしれないけど、まあ、そんな感じですよ。ここだと話はとりあえず聞いていただけるし、観光局というか、前の前の号でやった・・

 

P


北前船ですか。

 

坂元さん


そう、北前船で撮影許可がとれたのが大きいそうで。やっぱり前例が増えると、撮影許可が出やすくなりますね。もっとぶっちゃけた話、お金をかけないやり方をもっと賢くやるってことを考えていきたいですね。

 

P


これだけやっていると、逆に出資してもらえそうな感じですが。

 

坂元さん


こちらにいる人達は、こういう見方はしないだろうけど「こうやってみたらすごい素敵ですよね」っていう見え方は、自分たちならできるだろうなっていうのはあるので、例えばですけど、温泉街とかにアプローチしてみたいっていう。色んなロケーションを見てみないと、っていうのはありますけど、やってて楽しいですよね。色んなロケーションを見られるのは。

 

長山さん


そういえば今回は「竹」に行けませんでしたね。

 

坂元さん


「竹」行きたかった〜。

 

 

一同


 

坂元さん


竹〜。
竹に行く余裕は全くなかったです。

 

長山さん


坂元さん、毎回「竹いけるかな?」って言ってますよね。

 

坂元さん


自分が行きたいのもあるけど、ゲストにあの素朴な洋食屋さんを知ってもらいたいですよね。だから、毎回言いますけど。

 

P


ありがとうございます。すごく真面目に色々とお話をいただきまして。

 

坂元さん


まじめ過ぎますね。

 

P


真面目な記事が出来上がりそうです。

 

坂元さん


これじゃ面白くないよね。

 

長山さん


本当はもっと聞きたいことあったんじゃないですか?大丈夫ですか!?

 

一同


 

P


もっと砕けたトークになるかな、と思っておりましたが。

 

坂矢


確かに。

 

長山さん


あははは。笑

 

坂元さん


無駄に真面目でしたよね。

 

坂矢


最後まで読めるのか、っていうぐらい真面目な。

 

坂元さん


もっとひねった方がいいかもしれないですね。

 

長山さん


僕がインタビュアーだったら絶対、晩ご飯行った後、どこ行ってるんですか?って聞きますよ。

 

一同


 

長山さん


どっか行ってますよ。笑

 

坂元さん


帰れないんですよ。この合宿は。だから睡眠時間めっちゃ少ないんです。だから、意外と大変。

P


遅くて朝は早いと。

 

坂元さん


そう、だから今回できた特典は、「アラーム付き」っていう。「もう帰してくれ」っていうアラーム。

 

 

一同


 

坂元さん


夜はこの時間まで。終わり。帰ります!っていうアラームをつけるっていう機能が。

 

坂矢


アラームシステムができました。ピロピロってアラームが鳴って、みんな「あっ」ってなりますよね。

 

長山さん


葉巻もアラーム的な要素はありますよね。

 

坂元さん


そうですね、終わったなーって。

 

坂矢


でもやっぱり、葉巻の時間って、すごく自由なんですよ、坂元さん。ただ、今回アラーム付きの葉巻を、味わってみて思ったのは「義務的な味」になるなって。

 

一同


 

坂矢


すごく急ぐので。アラーム気にしながら・・っていう。義務的な味になりますよね。

 

坂元さん


これはクレームですね。
クレームが来てる。
ふふふふ。

 

一同


 

坂矢


これは学びです。

 

坂元さん


学びですね。

 

坂矢


だから、途中からアラーム解除になっていきましたね。徐々に。最後の2日間は。

 

坂元さん


まあまあ、仕方ないなという感じはありましたけど。

 

P


アラームは坂元さんが設定されるんですか?

 

坂矢


アラームは坂元さんが設定。

 

長山さん


30分じゃ吸えないなーって。笑

 

坂元さん


だって自分は吸わないじゃないですか。ずっと話しをしてるんですけど、2人はほぼ堪能してるんですよ、葉巻を。自分なんかそれ見て「ほぉ〜?」って感じだからアラームでも付けないと。「いつまでやっとんだ、これは」って。

 

一同


 

坂元さん


こっち(ブックの編集)もやりたいし。帰ってとりあえず寝たいし。っていうのもあるじゃないですか。笑

 

長山さん


坂元さん、昨日ビリヤード場でラフロイグのソーダ割り10杯飲んで二日酔いでしたよ。今朝。

 

一同


 

坂矢


朝、赤かったですもんね、顔。

 

長山さん


ヴェーヴェーヴェーってずっと言ってました。最後の方。

 

坂元さん


何か「呑むぞ」ってなるとすっごい呑んじゃうので怖いんですよ。自分が。
だからもう、撮影の時はそれにならないように心がける。

 

長山さん


朝起きたらタンクトップを履いてたらしいです。笑

 

一同


爆笑