VOL.84

 

 

 

 

 

土はおろか、木の根っこから汁を取り出し、市販の蜜蝋はおろか、蜂の巣から抽出作業をし、ミシンと手縫いで生産を全て一人で行っている狂気の歓喜。そして、それらを販売する人間を見たいのだという。私は作品を手にして以来、極東の信者の一人であるが、昨夜、長い会話を交わしてなぜここまでも共振したのかを理解した。それは、ムーユやイサム・ノグチとその心拍数は同じなのだ。畏敬と心からの愛を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018 . 2 . 8

 

 

 

 

 

 

VOL.83

 

 

 

 

 

 

 

我ながら、浅ましいと思われるほどの素早さで到着したダンボールのテープを、ベリベリと剥がしてその顔が、(脚が)ニョキッと出てきた時の鼻息がまだ余韻として残っている外は銀世界の昼下がり。人智を少し超えたところのその造形は、僕のお気に召す、力強さと曲線の良さが . . 悦な時間を演出してくれた。4脚だけ販売予定で、残りは、PHAETONが収集します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

確かに、記録的な大雪だけど、寒い暑いの世間話は、御免だ。雨もふれば、雪なんて普通に積もるから。その景色はとても綺麗だし、それぞれが、黙って味わえばいいのではないかと思う。何年振りの雪かきをしたが、気持ち良いなと思った目の前で、しんしんとまた積もってゆく無情の圧力に、嗚呼、人生。と叫んではいない。

 

 

 

 

 

 

 

2018 .  2 . 6

 

VOL.82

 

 

 

 

芸術家というのは、

自分の内部を見凝める人であろう。

私の知っているゲージツカは、

自身の内部に宿る古い日本を見凝め、

妖怪を産み出した。

10年前に見た

あの古い英文字の時と同じ香りに、

全身が身震いした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本当に心が打たれた時は、

嫉妬など弱い、

ほとんど恐れである。

敬服と呼ぶ。

 

 

 

2018 . 2 . 4

 

 

 

 

VOL.81

 

 

 

 

 一

 

 

 

 

 

この前、  ” 自分は職人だ。” 

と、ヘリオ・アスカリが言っていた。

ブレーキレバーを見たとき、

この人は、芸術家だなと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見出されてからでは遅い。

ただし、見出されるまではお互い、自分を信じ続けることになる。

 

 

そして、

ほらネ、と言いたいところを、

ぐっと我慢して、

心の中でガッツポーズをするのがジェンツである。

 

 

 

 

 

 

2018 . 1 . 31

 

 

 

 

 

 

 

 

VOL.80

 

 

 

 

 

最初は、意気揚々と始めたのだけれど、予定していたように上手くいかなくて、段々とディスプレイにも力を入れなくなって、見た目にもこだわらなくなっていく。段々とやさぐれて行く。そして愚痴をこぼしはじめる。あのね、お客様にとって、お店が上手くいっていないとか、いっているとかは一切関係なくて、品が良いか、サービスが良いか、お店が清潔なのか。営業成績なんて無関心なんだよ。ひたすら、それが格好良いか、悪いか、なぜ、それが格好良いのか、なぜ、それを売りたいのか、圧倒的な感動を日々考えているのだろうか。それだけを工夫して心がけていれば、お客様はついてきてくれるもの。売り上げなんてものは、後からついてくるものだ。上手くいくために、お店を始めたわけではないことを思い出すべきです。果たして、今日もその料理は美味いのか。そんなに砂糖を入れていいのか。化学調味料を乱用していないか。今日もそのカットは綺麗なのか。シャンプーは気持ちいいのか。その運転は心地いいのか、ブレーキはうまく踏んでいるのか。お客様がクルマ酔いしていないだろうか。そのニットは、お客様に似合っているのか。売れるとしても、そのコートは、作る必要があったのか。そのベッドシーツは気持ちいいのか。部屋の香りに嫌気がないか。明かりが暗すぎないか、そのカクテルは本当に美味しいのか。自分がカウンターで喋りすぎて気持ち良くなってはいないか。お客様はいつも見ているよ。

 

家賃が払えない、人件費が大変だから、生活があるから。それらは、お客様には全く関係ないことを、肝に銘じるべきである。お客様は、気分が良くなる事にしか興味がないし、常連さんは、そのお店で買うという、お店と信頼関係を結ぶもの。それに応じる努力を惜しんではいけない。私たちも、 より良くするためなら、何度でも何度でも、改装する。という大義名分のもと、PHAETON (加賀)を、お休みさせていただいております。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

2018 . 1 . 31

 

 

 

 

 

 

 

VOL.79

 

 

 

 

 

知らぬうちに賞味期限切れのパワーを失ったものを使ってはいないだろうか、もしくは、パワー切れのものを買ったりしていないだろうか。いつも親しい友人たちに促している。僕も、着古されたものは着ないし、スタッフや子供たちに洋服をあげるときも、新品もしくは、一回着用程度のパワーが十分に残っているものしか渡しません。パワーのある仕事や生活をするには見えない力(運)が必要です。判別はシンプルで、気分が上がらない洋服や物は、すべてパワー切れです。物は使えばパワーがなくなることはごく自然なことです。そもそも、そのパワー(運)の存在にすら気づいていないようでしたら、意味がありませんが。2010年の開店から七年間、休むことなく営業したPHAETON (加賀) を少しだけ休んでもらおうと感じ、現在はお休みさせていただいております。この機会を逃さず、改装も始めています。(また笑)2月中旬から下旬には、充電満タンPHAETONでスタートします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018 . 1.29

 

 

 

 

 

 

VOL.78

 

 

 

 

B

 I

L

  L

 

 

 

 

ビルでイル秘訣知ってる、

ビル少年の

イルライフ。

オトナもコドモもビルまっしぐら。

ビルパーカーにビルバンダナ。

ビルTにビルキャップ。

ビルスカルは、

メンバーオンリー、ダイヤモンドの

イルビル仕様。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(     BILLBOARD     )

 

Designed by  NUTS ART WORKS

 

 

2018 . 1 . 27

 

 

 

 

 

 

VOL.77

 

 

 

 

OLD JOE store kanazawa

LIMITED

 

 

EDITION  by HAND SEWING

Size 1  /   2

 

 

 

狂気の沸騰だね 。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

問い合わせてみては。

 

 

 

OLD JOE  STORE  KANAZAWA

石川県金沢市南町3−34 Phats Square 2 F

 

 

 

 

2018 . 1 .26

 

VOL.76

 

 

 

 

 

人生の歩みを深めようと思っている。

真実を知るには、二人の人間が必要だ。

作るひと、そしてそれを使うひとが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ASCARI BICYCLES

made by  helio Ascari

 

 

 

2018 . 1 . 25