by Cosme Kitchen ORGANIC CONCIERGE – J-wave
美しい脚になるために
「どういう脚が美しいか」っていう所も、問題にはなると思うんですけど、ただ細ければ綺麗(という単純な話)とか、あると思うんですど、やっぱり「歪みのない脚」が綺麗かなと思うので、つま先の方向をこう、進行方向に向けてまっすぐ歩くことが一番必要かなって思いますね。大体の方がつま先をちょっと進行方向から開いて、外股に歩いている方が多いんですけど、少し意識していただくだけで捻れも減ってきて、歪みも減って綺麗な脚にはなりやすいと思います。
ハイヒールと身体作り
ハイヒールを履かなきゃいけないシチュエーションもあるだろうし、ハイヒールを履けてすごいこう気分が上がる女性がいることも分かっているので、ただ、やっぱりこう毎日履くものでもないと思いますし、身体に歪みや捻れを整えるようなものを普段から履いておいて、ハイヒールとかを履いてもバランスだったり体の歪みだったりそういうのを崩さないような身体を作っておくことが大事なんじゃないかなとは思います。
オリジナルの靴作り
靴はちょうど2年前(に発表・受注オーダー開始)ですね。まだ2年経ってないんですけど、どうしてもその、インソールを喜んでくれる方は多かったんですけど、「ああ、もうちょっとこういう靴に入れたらもっと効果が出やすいのにな」とか、そういうジレンマみたいなものがずっとあって、だったら作ったらいいんじゃないかと思って。
オーダーメイドインソール専用靴
で、インソールの効果が一番出やすいような設計で作って、メンズもレディースも各サイズ用意しておいて、一番合うサイズで履いてもらって。そこからさらに一人一人に、幅と甲のボリュームと、いろいろ細かい調整をかけて、オーダーで作ってるんですけど、足型を取ってインソール作ってからですね。
一足一足オーダーメイド
それでインソールを入れて、履いてもらって、一番合うサイズでそこからさらにどこがキツイとか、ここは緩いとか調整かけて、一足一足オーダーで作ってる感じですね。ここもやりたかったというか、どうしてもインソールの効果がもっと出るような履物もトータルでこうできたらなあと思って(いたので)すごく楽しいというか。
意識修正のアドバイス
インソールっていう身体を整えるものを作っているんですけど、やっぱりその、うまくそれ(インソール)を自分の身体にいい位置にフィットさせていくというか。自分の頭の理解と、実際の(インソールの)位置と、というのがマッチしないこともあるんですけど、でもそれを意識でこうなってるからこうしてくださいみたいなことはアドバイスはさせていただいてるんですけども。
嬉しい瞬間
こう自分の作ったもので、ものすごく喜んでくれて感動してくれる方が、あの、たまにいらっしゃるんですけど、そういう瞬間というのはやっぱり「ああ、やっててよかったな」って思いますね。そういう瞬間が一番嬉しいですね。あのお客さんがこう、良くなってるっていうのも自分で実感していただいて、喜んでる姿を見ると、僕もすごい嬉しいですね。
FOOTWORKS
TAKESHI MORI
INTERVIEW
FOOT WORKS
森 健|TAKESHI MORI
アスリートの足の悩みと向き合い続けて30年の熟練で、日本を代表するインソールの第一人者である森 公一を父に持ち、生まれた頃からインソールに触れて育つ。大学卒業後に本場ドイツへ留学し、帰国後に父の元で卓越した技術を磨く。2011年に下北沢にオーダーメイドインソール専門店 FOOTWORKSをオープン。身体のトラブルで悩んでいる方々のインソールを作り続けている。以来、数多くのトップアスリート、モデル、俳優を顧客に持ち、育った環境から得た膨大な経験則から、インソールだけでなく、利用者の日常身体動作に対しての適確なアドバイスにも絶大な支持を得ている。
*本稿はラジオ出演「Cosme Kitchen ORGANIC CONCIERGE – J-wave」から森氏より
許可を得て引用・テキスト編集したものを解説付きで記事としたものです。