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ATELIER MATERIというミニマルアート

「Less is More. (少ない方が豊かである)」

20世紀に活躍したドイツ出身の建築家、ミース・ファン・デル・ローエが残した言葉。
シンプルなデザインを追求することで美しく豊かな空間が生まれるという、建築家としての信念を表した言葉です。ちなみに同氏は「God is in the details.(神は細部に宿る)」というモットーを掲げたことでも知られています。

現代では建築の分野に留まらず、アートやプロダクトデザインなどの分野における引き算の美学や、少ないもので豊かに暮らすミニマリストのポリシーを代弁する言葉として使われている「Less is More.」
そんな現代美学を体現したフレグランスブランドがATELIER MATERI(アトリエマテリ)です。

ATELIER MATERI
ブランド名は、「atelier = 工房」という単語と、北西フランスのブルターニュ地方のブルトン語で「matière = 素材 」という意味の単語の組み合わから。

ブランドの創設者であるVéronique Le Bihan(ヴェロニク ル ビアン)は化粧品とフレグランスの開発に12年間携わった後、2019年にハイラグジュアリーパルファンメゾン、ATELIER MATERI(アトリエ マテリ)を創設。
フレグランスだけではなく建築やデザインにも精通する彼女は、「素材を変化させること」「素材を変化させる職人達」という共通点にフォーカスし、モノ作りに必要な原材料と、それに携わる職人技へのリスペクトがインスピレーションの源となっている。

アトリエマテリが着目したのは「素材」

伝統的な香料から珍しい香料まで、美しい風土や天然資源を脅かすことなく生産されるサステナブルな天然香料を厳選しています。
メインとなる香料が名前に入っているため、香り好きなアナタなら、その名前から香りのイメージを広げるのではないでしょうか。

しかし、アトリエマテリの作品たちからは、これまでのイメージを覆す感覚を得ることでしょう。
それぞれの素材の持つ新たな側面、テクスチャー、組み合わせ。そして、クリエーションに必要な時間、職人の技術、本物を生み出すという強い意志。
新しい魅力を授けられた香りたちは、洗練されたオーラとなり私たちの前に現れます。

「素材」を立体的に捉えることで見えてくる新たな変化は、自由と創造性に満ちた空気を私たちに授けてくれるのです。

美しい透け感のブルーグレーのボトル。
現代建築における象徴的な素材であるコンクリートの蓋には、マットカラーのゴールドで仕上げられ、職人の手仕事の跡が感じられる。

“ミニマリスト=物を持たない。捨てる。”というイメージが先行しがちですが、ミニマリズムの本質は、無駄なものを排除し本質的なものを表現しようとする考え方。「Less is More.」も減らすことを目的とした思想というよりも、「少ないもので最大の効果を得るために、あえて最小限の要素に絞り込む」という美意識を表した言葉だといえます。

少ないということは、一つ一つの要素を疎かにできないということ。
素材、職人、制作期間、ボトルデザイン、またスプレーに至るまで。アトリエマテリの一つ一つへのこだわりが、芸術品を生み出すことに繋がっています。
そして、その芸術品を纏うとき、アナタを取り巻く空間が完璧な調和を魅せることでしょう。

まさに「God is in the details.(神は細部に宿る)」

香りのミニマルアートを、日常の風景と共にお愉しみください。


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